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執筆者の写真VOC外猫診療所

検査結果について

本日9月4日、小町ちゃんに「猫白血病ウイルス抗原/猫免疫不全ウイルス抗体同時検査」(通称F/F検査)を行いました。結果は写真のとおり、猫白血病ウイルス抗原は陰性(ー)、猫免疫ウイルス抗体も陰性(ー)となりました。

小町ちゃんは、推定で生後1ヶ月です。一般的にはこの月齢では検査を実施しません。母猫の猫免疫不全ウイルス抗体(猫エイズウィルス抗体とも言います)が残っている場合があるからです。抗体が残っている場合は疑陽性となる場合があります。本来猫エイズウィルスに感染していないにも係わらず、母猫の移行抗体(初乳を飲むことで子猫の体内に移る抗体)に反応してしまうからです。抗体が無くなれば陰性(ー)となります。今回は陰性でしたので、母猫からの抗体は無かったと考えられます。

通常3〜4ヶ月齢で1回目の検査をし、2ヶ月後に再検査を行なうのが良いと考えられます。保護した時の月齢や、先住猫の有無によって検査時期や回数が変ってきますので、必ず獣医師と相談してスケジュールを決めるのがよいでしょう。

ではなぜ今回1ヶ月齢で検査したのか。理由は里親さん探しで検査の結果がどうしても問題となるからです。先住猫ちゃんがいるご家庭では検査結果は気になる点でしょう。

次回どのタイミングで検査するかは里親さんが決ってからになります。2回目を2〜3ヶ月後にするか、それとも2ヶ月後に2回目を検査し、さらに2ヶ月後に3回目を実施するかです。

いずれにしてもまずは安心しました。あと少ししたら里親さん募集コーナーに掲載予定です。条件良ければ早めに決まるかもしれません。興味のある方は、ホームページの里親さん募集コーナーの条件等ご確認下さい。



 

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