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執筆者の写真VOC外猫診療所

愛川町の猫不妊・去勢手術助成金制度について考える

 以前よりお知らせのコーナーに掲載しております愛川町の助成金制度について述べさせていただきます。今回「飼い主のいない猫についても補助対象となります。」の一文がホームページ上で追加されました(いつ追加になったのかは不明)。以前勤めていた病院は川崎市にありました。川崎市では、飼猫、外猫いずれも補助対象となっており、横浜市では外猫のみ対象となっておりました。地元愛川町でも助成金制度があるのを知っておりましたので(自分自身も以前利用させていただきました)、外猫が対象であると理解しておりました。しかし、ホームページの文面を見る限り飼猫のみ対象となっておりました。この後、役場に問い合わせを行い、各方面にお願いして、今回のような結果となりました。※詳しいいきさつは文面にしませんが、思いの外すんなりいったのには驚きました。

 さて、一見すると良い方向のように思われますが、性格が少々ひねくれている自分としては、少々不安があります。まず、補助金制度の予算には当然限りがあるわけで、件数が増加すれば、一件当たりの助成金の減額、一世帯当りの申請件数の制限、全体としての予算消化時における打ち切り、といったことになるのでは、と思っています。

 ではどうすれば良いのか?政治には疎いので分かりませんが、自分としては次の点に注目したいと思っています。すなわち、予算の編成に増額されているかどうかに注目したいです。一般市民が行政に対して何かを訴えるとき、予算不足を理由に交渉が進まないのはよくある話しでしょう。行政が、予算不足が予想されるにもかかわらず増額しない(できない)のであれば、そもそも意識がそこにむかっていない証拠でもあります。ならばどうするのか?これは愛川町の施政方針・予算編成方針に盛り込むことができるかどうかにかかっていると考えております。これから先は皆さんそれぞれの行動に委ねられると思います。

 来年度の助成金制度に注目しましょう。

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