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「」に対する検索結果が348件見つかりました

  • 愛川町の猫不妊・去勢手術助成金制度について考える

    以前よりお知らせのコーナーに掲載しております愛川町の助成金制度について述べさせていただきます。今回「飼い主のいない猫についても補助対象となります。」の一文がホームページ上で追加されました(いつ追加になったのかは不明)。以前勤めていた病院は川崎市にありました。川崎市では、飼猫、外猫いずれも補助対象となっており、横浜市では外猫のみ対象となっておりました。地元愛川町でも助成金制度があるのを知っておりましたので(自分自身も以前利用させていただきました)、外猫が対象であると理解しておりました。しかし、ホームページの文面を見る限り飼猫のみ対象となっておりました。この後、役場に問い合わせを行い、各方面にお願いして、今回のような結果となりました。※詳しいいきさつは文面にしませんが、思いの外すんなりいったのには驚きました。 さて、一見すると良い方向のように思われますが、性格が少々ひねくれている自分としては、少々不安があります。まず、補助金制度の予算には当然限りがあるわけで、件数が増加すれば、一件当たりの助成金の減額、一世帯当りの申請件数の制限、全体としての予算消化時における打ち切り、といったことになるのでは、と思っています。 ではどうすれば良いのか?政治には疎いので分かりませんが、自分としては次の点に注目したいと思っています。すなわち、予算の編成に増額されているかどうかに注目したいです。一般市民が行政に対して何かを訴えるとき、予算不足を理由に交渉が進まないのはよくある話しでしょう。行政が、予算不足が予想されるにもかかわらず増額しない(できない)のであれば、そもそも意識がそこにむかっていない証拠でもあります。ならばどうするのか?これは愛川町の施政方針・予算編成方針に盛り込むことができるかどうかにかかっていると考えております。これから先は皆さんそれぞれの行動に委ねられると思います。 来年度の助成金制度に注目しましょう。

  • 感染症検査について考える〈その3〉

    感染症検査をどのように運用していくのかは、飼主・依頼者様により様々です。整理して考えてみましょう。なお、猫白血病ウイルス抗原検査(以下FeLV)、猫免疫不全ウイルス抗体検査(以下FIV)、陽性(+)、陰性(−)と表記します。 ①先住猫なし、外猫を飼う。 外猫に対して, a:検査しない b:検査して、FeLV(−)/FIV(−) c:検査して、FeLV(+)/FIV(−) d:検査して、FeLV(−)/FIV(+) d:検査して、FeLV(+)/FIV(+) と5パターンあります。経験的に 「a」 か「b」 が多いのではないでしょうか。 ②先住猫あり、外猫を飼う。 この場合は、それぞれの猫について5通りの結果があるので、理屈では5×5=25通りの結 果が考えられます。しかし、これも①と同じで、「先住猫×外猫」が、「a×a」か 「b×b」、すなわち、「どちらの猫も検査しない」という方法と「どちらの猫も検査して 陰性」という結果が多そうです。しかし、当たり前ですが検査結果に関しては可能性が低 いということなので、絶対ではありません。 では当診療所のお勧めする「検査結果の運用方法」は何かと問われれば次のようになります。 ①先住猫がいなくて外猫を飼うのであれば 『室内飼いを2ヶ月以上続けたら検査を行う』この結果により今後の準備を考える。 ②先住猫がいて新たに外猫を飼う A:先住猫が検査していないのであれば、検査を行うまで別々にし、双方の検査を行い、 結果によりすぐに一緒にするか、しばらく分けて飼うかを考える。 B:先住猫が検査しているのであれば、外猫の検査を行い、結果によりすぐに一緒にする か、しばらく分けて飼うかを考える。 猫を保護したいから、結果にかかわらず飼いたい、だから検査しないで飼うという考え方も否定はできません。また、先住猫が陰性なので、里親会での猫を飼いたいという方法もあります。VOC外猫診療所では、少しでも皆様のお役に立ちたいので、不明な点があれば是非ご相談下さい。

  • 感染症検査について考える〈その2〉

    前回『猫白血病ウィルス(FeLV)抗原/猫免疫不全ウィルス(FIV)抗体同時検査用キット』(以下『F/F検査』)について述べましたが,FeLV感染症とFIV感染症について、『犬と猫の検査・手技ガイド2019私はこう読む』を参考にポイントを述べたいと思います。 【FeLV感染症】 ・ウイルスは感染猫の唾液に存在し、グルーミングや食器の共有など猫同士の接触により 感染する。 ・感染猫ではリンパ腫、白血病、骨髄異形成症候群、免疫抑制、貧血、免疫介在性疾患、 繁殖障害が認められる。 ・感染が判明した場合は、一生涯ウイルスを体内に保持することになる。 ・一般的に診断から2~3年後に症状を示す傾向にある。一方で、未発症で一生を終える 場合もあり、必ずしも発症するとは限らない。 ・FeLVに感染した直後(1~2か月)はウイルス抗原が検出されない場合がある。 【FIV感染症】 ・FIVの主な感染経路は闘争などによる咬まれ傷で、相手の唾液中に含まれるウイルスが 直接的に伝わる。 ・病的な状態としては、臨床症状に基づき、急性期、無症状キャリア期、持続性リンパ節 腫大期、エイズ関連症候群期、後天性免疫不全症候群期の5つの病期に分類される。 ・FIV感染後、1~2か月程度までに、血中に抗FIV抗体が産生されるようになる。感染後 はウイルスが排除されずに持続感染状態となる。感染かどうかは血中抗体の検出で行 う。 ・FIVに感染し、抗体が産生されるまでの期間は個体差にもよるが、最長で2か月程度と いわれている。このため、感染していても抗体陰性となるため、偽陰性結果となる可能 性がある。 ・FIVに感染している母猫から生まれた6か月未満の仔猫は、生まれる前に母猫から移っ てきた抗体を有しているので、FIVに対する免疫反応である抗体に対する陽性反応が生 ることがある。 少々難しい言葉が並んでしまいましたが、次回は具体的なF/F検査の結果の使い方について説明したいと思います。

  • 感染症検査について考える〈その1〉

    『猫白血病ウィルス(FeLV)抗原/猫免疫不全ウィルス(FIV)抗体同時検査用キット』について少しお伝えしたいと思います。飼主様あるいは依頼主様がこの検査の意味をしっかり理解していないと、思わぬ問題が生じる可能性があります。 獣医師がこの検査の説明をしても、それ程意識してこなかった方がその場で理解して納得して検査を頼むというよりは、「やらないよりやった方が良さそう。」というようなことが多いような気がします。受ける獣医師の方も、「一応説明はしたのだから…。」ということで済ませてしまうことがあるかもしれません。ここでは検査に関する当診療所の考え方を述べたいと思います。なぜここで述べるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、検査結果は替えようが無いのですが、検査の運用は病院や獣医師によって多少異なると思われるからです。

  • 里親会のこと

    以前勤務していた病院では定期的に里親会を開催しています。私も月に2回ボランティアとしてお手伝いさせてもらってます。ここ2か月位はあまり里親様が決まらず苦労しています。里親会を主催する団体それぞれに譲渡条件があるので、この条件に合わないと猫ちゃん欲しくても譲渡出来ないことがあります。条件を緩めてしまうと、苦労して世話をしてきた猫がはたして幸せに暮らしていけるのだろうかという心配が生じてしまいます。残念なのは条件に合わない方への説明に対し相手が納得していただけない場合です。結局のところ条件の合う団体を探していただくしかないのが現状です。当診療所でも運営が軌道に乗った暁には里親の仲介も考えるつもりです。

  • TNRと機動力

    愛川町では公共交通手段としてはバス・タクシーしかありません。川崎の病院の時も、捕獲器に入った猫ちゃんをバスで連れてきた方が少なからずいらっしゃいました。布で包んで大変そうでした。当診療所ではお迎え、お届けを行うので車を運転なさらない方には、利用していただきたいです。ご相談下さい。なお写真の猫ちゃんでは依頼者様(掲載ご了承済)が捕獲器を近隣の団体様から借り受け、当診療所で去勢手術となりました。

  • 捕獲器導入しました

    慣れていない外猫ちゃんを当診療所に連れてきてもらうのに、捕獲器が必要でした。以前の病院にあった物と同じものが今回手に入りましたので、お知らせします。慣れていなくても、捕獲器に入ってくれれば、鎮静は捕獲器の外からできます。人と猫とが互いに怪我無く、TNR活動を行いたいですね。捕獲器の使い方が分からない方には丁寧にご説明いたします。是非ご相談下さい。なお、家庭内野良ちゃんにもご利用していただけます。

  • 蒲田で里親会

    1月5日日曜日、以前勤めていた病院を運営する団体が主催する里親会に、ボランティアとして参加してきました。寒い中、猫ちゃん達もがんばってアピールしてくれましたが、今回里親さまが決まった子はいませんでした。譲渡条件が合わないと里子には出せないので、猫ちゃんを欲しいと思っていても譲渡できないことが少なくありません。この譲渡条件は、様々なケースを経験し間違いの無いようにと思って設定してきたものですからそう簡単には変更出来ません。次回に期待します。

  • あっという間の二か月でした

    川崎の病院を10月末で退職して、準備に一か月半かかり、何とか開業することが出来ました。器材・薬剤は避妊去勢に関しては揃っていますが、起こりやすい病気に関しては十分ではありません。このような診療所ではありますが、信頼していただき、避妊去勢手術をご依頼して下さった方々には厚く御礼申し上げます。今後、多くの方々に支持していただいて、より良い診療を目指します。これからもよろしくお願いいたします。

  • 一泊した朝

    避妊手術で一泊している猫ちゃん、今朝オシッコでて、ご飯も食べてくれました。

  • おとなしいお母さん

    先日の男の子に続いて今日は女の子(お母さん)です。奥のタオルがかかっているキャリーの中で静かにしています。3匹いた子供は新しいお家に行くそうです。今晩一泊して、明日午後には元の場所に戻す予定だそうです。

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